大阪府堺市北区中百舌鳥町にある完全個室メンズオンリーサロン【EFILL】オーナーの
なかもずで一番丁寧なスタイリストの松田裕紀です。
ご予約はHOTPEPPER Beauty
又はLINE@からできます!
理美容室でスタイリングの説明をされる時
「ワックスは後ろから付けて、それからサイド、トップ、最後に少し残ったのを前髪に付けてくださいね〜」
と教わった方はいませんでしょうか
きっと、多くの方が聞き覚えがあるだろうと思います
松田も中学生時代、いつも通っていた1000円カットの理容店から、イキっておしゃんな美容室に通い出した頃に言われたことがあります
それからというもの、ワックスは後ろからつけるものという意識が定着し、意味も考えずに襟足からワックスを付けていました
なぜあの時の美容師さんは、ワックスを後ろからつけるように指導したのか
それにはそれで理由はちゃんとあります
ワックスは油なので、付け過ぎると重くなりペタッとしてしまいます
しかしヘアスタイルを作る上で、ボリュームを出したいところがあれば、落としたいところもあります
一般的にボリュームが欲しい場所はトップや後頭部
ボリュームがいらない場所は襟足やサイド、フロント部分です
ボリュームを落としたい部分にはワックスを多めに付けても大丈夫ですが
ボリュームを出したい部分はあまり付けすぎは良くありません
そしてワックスは、一番最初に付けた部分に最も多く付着します
なのでボリュームを減らしたい襟足・サイドに最初に付けてしまい、後からトップやフロントにつける、といった流れで部分によってワックスの付着量をコントロールするということなのです
こう聞くと、非常に理に適っていると思えますね
しかしよくよく考えてみると、必ずしもその流れが正しいとは限らないと思えます
ワックスの1度付けは上級者向け
バック→サイド→トップ→フロント といった流れでスタイリング剤をつけるということは、スタイリング剤を1度で付けてしまうということを想定しています
例えば、バックとサイドに付けた段階で、手の中のワックスが無くなってしまうと、もう一度新しく手に取りますよね?
しかし、ワックスは一番最初に付けた部分に最も多く付着するはず…
ということは、せっかく流れ通りに付けたのに、トップにたくさんついちゃいますよね
つまり、流れ通りにするからには必ず1回で付けきらないといけない訳です
なので、普段からスタイリングに慣れていて、どこにどれくらいのワックスを付ければいいのかわかっているスタイリング上級者の方は、なるべく1回で付けられた方が時短になるので、初めに流れを決めてしまい付けていく ということが可能ですが
あまりスタイリングに慣れていない方にはちょっと難しいかもしれません
じゃあスタイリングに慣れていなかったり、苦手な方はどこからつければいいのかというと
ぶっちゃけどこからでもOK!!
だと松田は思っていますwwww
スタイリングの失敗の原因の一つに、スタイリング剤の付けすぎというものがあります
スタイリング剤をつけ過ぎることによって、全体が重くなりベタベタになったり、スタイルの持ちが悪くなってしまうのですが
1度でつけきってしまう場合は、ついつい取りすぎてしまって、結果つけすぎてしまうということに繋がりやすいと思います
そして、スタイリングで大事なのは付ける順番より、ドライヤーの時点でのベース作りです
ベースさえしっかり作れていれば、ワックスは均一につけてしまって構いません
なので、全体に均一につけることができれば、どこからつけてもらっても大丈夫だと思います
(前髪は別です)
となると大事なのは、付ける場所より付け方になります
少量ずつ手に取り、足らなくなったら足していき、全体の毛先に撫でるように付ける
これさえ気をつけていれば、時間はかかるかもですが、つけ過ぎるリスクも無く、全体に満遍なくスタイリング剤をつけることができます
あとはトップでもネープでも、どこからでも好きな場所からつけてもらってOK牧場です
もちろん、「そんな細々となんてやってらんねぇぜ!!ワイは男や!!一回で決めちゃる!!」という上級者の方は、1回でつけてしまっても構いません
大事なのは流れとか形式より、その方に合った方法を選ぶということですね
ご自分のスタイルにあったセット方法が知りたい方は、遠慮なくご質問ください!
この記事へのコメントはありません。