大阪府堺市北区中百舌鳥町にある完全個室メンズオンリーサロン【EFILL】オーナーの
なかもずで一番丁寧なスタイリストの松田裕紀です。
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今日も元気に質問にお答えしたいと思います
今回頂いた質問はこちら
パーマを当てたことがある方はご存知かと思います
お薬をかけた後に訳も分からず被せられて、オモロイ見た目になっちゃう例のアレです
↑こんなん
これは正式名称「パーマキャップ」と言いまして、決してお客様を辱めるために被せている訳ではなく、ちゃんとした理由があります
パーマは1液で髪を軟化させ結合を解き、2液で再結合させ形をつけていくのですが
パーマキャップを被るのは1液の時のみです
何故1液のときはあんなクソ恥ずかしいやつを被らないといけないのか
その理由をご説明いたします
保温のため
パーマは化学反応を利用して当てていくのですが、その化学反応は温度が高ければ反応が促進されます
1液をかけた後に外気に触れさせておくと、熱が放散され反応が悪くなります
そのため、パーマキャップを被せることによって、キャップ内の温度が体温近くまで上昇し1液を有効的に作用させます
薬剤を乾燥させないため
パーマ液は濡れている状態の方が浸透が良くなります
塗布した1液が乾燥すると、有効成分の濃度にムラができ、1液の効果が不均一になり仕上がりに影響します
アルカリ剤の揮発防止
パーマ液の1液には、pHを高め、毛髪を軟化・膨潤させて還元を促進させるためにアンモニアなどのアルカリ剤が入っています
アルカリ剤は一般的に揮発しやすいので、パーマキャップで覆うことによって揮発を防ぎ、pHを一定に保たせています
空気酸化防止
1液にはアルカリ剤の他に、チオグリコール酸やシステインなどの還元剤が有効成分として入っています
還元剤は空気中の酸素によって酸化される性質を持っていて、酸化されることにより還元力の低下を招きます
上記のように色々とややこしい理由があるのですが、簡単に言ってしまうと
「被せないと当たりにくくなる」
ということです
というわけで「何故パーマキャップを被せるのか」という疑問を解決することができました
こんなに深い理由があったんですね!
なので被せられているときは恥ずかしいかもしれませんが、自分で外したりせずにしばしの間だけ我慢していただけると幸いです
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