専門学校を卒業してアシスタントになりたての頃、同じ店舗にもう一人同期がいました
僕は「新卒アシスタントは僕入れて二人やけど、全部僕が仕事とったろ!!」と思って、目につく仕事を片っ端から片付けていきました
今ある仕事を全部終わらせて、他に仕事が見つからない時は先輩に聞き、自分ができることを増やしまくろうとしました
そうなると必然的に仕事量が増えるので、1つの仕事にかける時間もそんなにとっていられません
なのでその時意識していたことは「いかに短時間でたくさんの仕事をこなすか」の一点のみ
量こそ正義、それこそが仕事のデキるやつだと思っていました
事は思惑通りに運び、同期と比べるとできる事がたくさん増えて「どんなもんじゃい!」と天狗になってました
しかしそんな時、その当時の店長に
「○○さん(同期)は一つ一つの仕事はゆっくりだけど、非常に丁寧でいいね!逆に松田は仕事は早いけど雑だね」
と言われました
当時の僕はバカだったし、無駄にプライドだけ高かったので
「なんで俺の方がたくさん仕事してるのにこんなん言われなあかんねん!」
と、不貞腐れていました
でもそんなことを言われて悔しかったので、その後からは少しずつスピードより丁寧さを重視するようになりました
当時はアシスタントだったので、カラー塗布や顔そりなどの技術や、掃除からタオルのたたみ方まで
全てにおいて、より丁寧にを心がけてきました
そうすることで、以前とは違うものが見えてきました
もちろん「速さ」は大事です
でも、それよりも「質」が大事なことに気がつきました
そして、速さと量だけにこだわり続けることはただの自己満足だったのだと
速さだけに囚われすぎるとどうしても「質」がおざなりになります
どれだけ仕事が早くても、相手に喜んでもらえなければ意味がありません
それまでの自分の仕事は、速いだけで雑な仕事をたくさんこなしドヤってるだけのオナニーでした
気付いた時はもう目から鱗でした
それからというもの、仕事においての優先順位が変わり、まず第一に「いかに丁寧にするか」を考えるようになりました
それができるようになって初めてスピード意識です
繰り返せばスピードはついてきます
そうして「クオリティが高く無駄のない仕事」を目指してくのが一番の理想なのかなぁと
っていうのが、僕が丁寧さにこだわりだした原点です
どうってことない昔話でしたw
このことに気づかせていただいた当時の店長には感謝しかありません
生意気言ってすみませんでしたw
もろちん、技術にゴールなんてありません
これからも、より丁寧により良い技術をより速くできるように
そしてより満足していただけるように
こだわり続けます
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