大阪府堺市北区中百舌鳥町にある完全個室メンズオンリーサロン【EFILL】オーナーの
なかもずで一番丁寧なスタイリストの松田裕紀です。
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ネットが一般的に普及して以来、お店探しなどの時に見るのが当たり前になったのが口コミ。
目的の場所に行くかどうかを決めるときには必ずチェックをし、少しでも良いお店を探そうとしている方の多いのではないでしょうか。
松田の場合はあまり先入観を持ちたくないので行く前には確認せず、行ってみてよかったお店の口コミを見て自分と同じような感想の口コミに「わかるぅ〜〜!!!」とウキウキしたり、良くない口コミには「何言うとんねん2度とくるなよ」と腹を立てたりして楽しむという少し変わった口コミ利用をしております。
でもたまには行く前にそのお店の雰囲気を知り期待を膨らませるためにあえて事前に見ることもあります。
そのような場合は基本的にマイナスなものよりプラスなものにしか目を通さず、マイナスなものを見てもほぼ信用せず無視したりしますけどね。
そもそも口コミなんてものはその人の主観にしかすぎず、その内容に振り回されるより自分の主観で物事判断したいですもんね。
そんな感じで、先日池袋のかるまるというサウナに行く時にもより期待とワクワクを膨らませてより楽しむために口コミを見てみたのですが、その時気になったのが、まったく見当違いの口コミを☆1とかで書いちゃう人が結構多かったということなんですよね。
それがどういうことなのかと言うと・・・
かるまるというサウナは前回の記事でもご紹介したのですが、基本的に「会話禁止」「おひとり様でのご来店」をルールとしており、コロナ禍ということもあったし感染対策という側面もあるかもですが、静かな空間でゆっくりリラックスして純粋にサウナを楽しむための施設で、そのための空間づくりとしてそのルールを決めているし、それを求める人に来てもらえるようにしているのだと想像するのは難しくないと思います。(もし違ったらごめんなさい)
そのコンセプトは少しネットで調べればいくらでも出てくるし、当然それを良いと思った人がお店に行くはずなんですよね。
なのに口コミを見ていると
一切の会話厳禁は、時代にそくしていないと思う。
めちゃくちゃ空いてるのに少し話しただけで注意。店員も高圧的。
関東最大級のサウナがあると聞いて気になり、友人と行ってきましたが、会話が全くできず何かの監獄か宗教かと思いました。契約書にはサインしましたが、あそこまで厳しいとは思いませんでした。
等々、ルールに対する文句がびっしりと書かれた☆1の口コミがめちゃくちゃありました。
で、これって何が悪くて何が問題かというと、厳しいルールや店員さんの注意の態度ではなく、コンセプトにそぐわないのに来店しちゃう人とルールを守ってないのに逆ギレしちゃう人だと思うんですよね。
仲良く楽しく喋りながらサウナを楽しみたいなら人の迷惑にならないように貸切のプライベートサウナに行けばいいし、他の人の迷惑になっていたら店員さんが注意するのは至極真っ当なわけですよね。
なのに会話をしただけで怒られた!などと口コミに低評価を書いちゃうのは非常によろしくないのではないかと。
だってそれはお店が悪いのではなくて、自分が求めるものとお店が提供しているものがミスマッチだっただけなんだから。
良いとか悪いじゃなくて、ただ単純に自分に合っていなかったということなんですよね。
世の中には色々はお店があり、それぞれ値段帯やサービスの質・お客様の層が違うわけで
男性向けがあれば女性向けがあり、個人向けがあれば団体向けがあり、若者向けがあれば中高年向けの店があり、独身向けがあればファミリー向けがありetc…
さまざまな層に向けたビジネスが展開されているわけです。
もちろんお店側はその層に向けたコンセプトやサービスや価格設定をした上でネットやSNSで発信するわけですが、いろいろなお店がある中でたまに自分に合わないお店に行ってしまうこともあるでしょう。
でもそれを悪いものだとして口コミに書いてしまうというのは少し配慮に欠ける優しくない行為だと感じます。
もちろん中には本当に誰の目線から見てもよろしくない行為をしているようなお店もあるかも知れませんが、それはそれで2度と行かなければ良いだけの話で、基本的にはどのお店の人もそれなりに頑張って働いている人の方が多いと思います。
でもそのようなミスマッチによる良くない口コミを目にすると、当然ですが働いている人は悲しい思いをしています。
そうならないようにお店側としては努力すべき点ももちろんあるでしょうが、来店する側としても心得ておかないといけないことってあると思いませんか?
それが「良い悪い」じゃなく「合う合わない」という物差しを持つということだと感じます。
この前もとある町中華の口コミを見ていたのですが「味が濃い」だの「量が多すぎる」だのよくない低評価口コミがありました。
でもそもそも町中華って「食べ盛りの学生や炎天下で汗をたくさんかく肉体労働者の方が満足できるようなコッテリと味の濃い料理を提供するお店」だと思うんですよね。
そこに素材を活かした繊細な味付けや女性や子供でも食べきれる量を求めることがそもそもの間違いで、これも合わなかっただけなんですよね。
安い値段でお腹いっぱいになってもらおうと腰を痛めた高齢のおっちゃんが一人で一生懸命重たい中華鍋を振って頑張っているのに、そんな口コミを書くのは少し心が無いと思いませんか?
僕は悲しい気持ちになりました。
口コミを参考にするのは悪いとは言いませんし、使い方次第では非常に良い情報を得られるとは思います。
お店側の視点で見ても、良い口コミを書いてもらえると嬉しいし、もっと頑張ろうって気持ちにもなります。
しかし使い方を誤ると誰も幸せになりません。
自分にとっての良いは必ずしも誰かにとっての良いではないだろうし
自分にとっての悪いは必ずしも誰かにとっての悪いではないでしょう。
自分に合うものがあれば合わないものもあるし逆も然りです。
口コミを気に入らなかったことを書くためのツールとして使うのではなく、自分と同じ感性の人に良かったことを伝えるツールとして使えると、世の中がより幸せになると思います。
お店に行く時も
「このお店はどんなコンセプトでどんな人がターゲットなんだろう」
「そのターゲットに自分は入っているのだろうか」
という視点を持って行くのも楽しいと思います。
ネットで情報を得ることが当たり前の世の中だからこそ、使う人間の心得が重要になりますよね。
優しい世界になることを願っております。
おわり
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