大阪府堺市北区中百舌鳥町にある完全個室メンズオンリーサロン【EFILL】オーナーの
なかもずで一番丁寧なスタイリストの松田裕紀です。
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一般的な会社員がどんな仕事をしているのかが全く解らなかったから漠然となりたくなくて、高校が髪型に厳しかったから見た目自由な職業がいいなと思ったのがきっかけです。辞めようと思ったことなら腐る程!笑 #peing #質問箱 https://t.co/jWsKtqKTkO pic.twitter.com/tiV9kdzgmb
— 松田裕紀 【なかもずで一番丁寧なスタイリスト】 (@yukimatsuEFILL) 2018年2月7日
美容師になろうと思ったきっかけは?
それはいつ頃から?
あと、それを諦めようとしたことはありますか?
思えば僕がこの道に進もうと思ったのは割と遅めでした
当時、僕は高校2年生の終わり頃
「あー来年で3年かぁ。そろそろ進路決めんとなぁ。でも大学は別に行きたくないし、適当に就職かなぁ…」
と、アホ面で考えてました
高い学費払って大学に行っても別にやりたいこともないし、かと言ってやりたい仕事も無い
あー生きるのめんどくせぇぇ働きたくないでござる!!
とりあえず適当に学校行ってお茶を濁して、たまにサボって遊びまわって…
と、今思えばクソみたいな高校生活でしたww
そんな感じでダラダラと3年生を迎えたわけですが、そろそろ将来を考えないとヤバイということになり、大学に行く気は更々なかった僕は、自分がどんな仕事をしたいのかをリアルに考えるようになりました
その時の僕の中の社会人のイメージが
「スーツを着て会社に行き、デスクでパソコンカタカタ、たまに外回りでどっかに行く」
みたいな漠然としたイメージしか無く、具体的な業務内容がさっぱりわかりませんでした
サザエさんを見てると、波平さんやマスオさんが会社に行って何やらしてるけど、あれって実際何をしてるんやろ??
ドラマでもそういったシーンがあるけど、よくわからんなぁ…みたいなw
なので
「なんとなく面白くなさそうだし、飽き性の僕には絶対続けられへんなぁ」
と思ってました
(実際そんなことないしやりがいもあるだろうけど、当時の僕はアホだったのです。スーツを着て仕事をしている方をディスるつもりはありません。ごめんなさい!)
そんなわけで僕は「自分の頭で業務内容がリアルに想像できる仕事」を探そうと思いました
とりあえず身近でそういった仕事についている人はいないかなぁ?と考えると
真っ先に思い浮かんだのが父でした
↑この人
僕の父はヤクザ板前です
飲食業ならバイトもしたことあるし、だいたいの仕事は想像がつきます
でも僕は小さい頃から、朝も早くて夜はだいたい仕込みやなんやらで11時過ぎやそこらに帰ってきて「しんどいしんどい」といつも言ってる父を見て
「絶対なりたくねぇ!!」
と昔から思っていました
じゃあ他になんか無いんかいなー…と色々探して見たのですが、なかなか見つかりません
ちなみに兄はプログラマーみたいなやつです
僕と違いインテリです
そんなこんなで悩める日々を過ごしていたのですが
当時僕が通っていた学校は身だしなみがすごく厳しい学校で、定期的に頭髪や服装の検査がありました
前髪は眉毛の上、サイドは耳にかかったらダメ、襟足は学ランの襟にかかったらダメ…
そんな意味のわからない校則にうんざりしていました
なので髪型や服装が自由な職業がいい!と思い、思い浮かんだのが美容師でした
当時の僕は極度のコミュ障で、将来直して人と話せるようになりたいなぁ〜と思っていたので、そのリハビリには丁度良いと思い、美容師という仕事に興味が湧いてきました
そこからはトントン拍子で、パソコンで専門学校を調べ、オープンキャンパスに行き、願書を出して速攻合格
高校卒業と同時に兵庫県は西宮市にある祖母の家に居候しながら、大阪は鶴橋にある専門学校に通いました
地元の岐阜を出て大阪に来た理由は、地元で親や友達と近い場所にいたら絶対甘えると思ったからです
僕は基本的に自分に甘いので、そうして自分から甘えられない環境に行かないとダメなんです
当初は美容師を目指していたのに、専門学校で理容科に入った理由も単純で
オープンキャンパスに行った時に、理容の方が顔そりできるから美容師より1個できることが多くてお得だよ!って言われて
「あーなるほど確かにね!じゃあ理容でいいやー!」
みたいな軽いノリです
とまぁ、自分自身の人生の序盤を振り返ったわけですが
思い返してみると大して深い理由はありませんでしたww
当時の自分のアホっぷりが垣間見えて恥ずかしい限りです
しかしこんな自分が言うのもなんですが、最初の動機なんてなんでもいいんです
「東京の〇〇って美容室の誰々さんみたいなカリスマになりたいんです!」
みたいな大きなビジョンが無くても
「何年以内にスタイリストデビューして何歳で独立して〜」
とか明確な将来設計が無くても
最初のうちはそれで良いんです
(もちろんあったらあったでそれで良い)
もし最初はなんとなくで踏み込んだ世界でも、続けていくうちにたくさんのものが見えてきます
それから先を考えても遅く無いし、逆にその方がよりリアルなビジョンを描くことができます
理由なんて後付けでいいんです
まずは踏み込むことが大事かなぁと僕は思います
大きな志を持って入っても、入社3ヶ月でやめる人もいれば
なんとなくで入ったけど、それが一生の仕事になる場合もあるんです
これは理美容師に限らずね!
そんなわけで僕は現場で働き出して今年で7年目です
過去6年間で諦めようと思ったことは…数え切れませんwwww
軽い気持ちで「あ〜もう辞めたろかな!」と思うこともあれば
「あの時ああしてたらどんな人生になってたんやろ。今からでも遅く無いかな」
と本気で考える時もありました
僕は高校時代、何故か英語の成績がズバ抜けて良かったんです
特に猛勉強したわけでは無いし、飽く迄も学校の授業で受ける範囲内ですけどww
別に喋れはしないけど、ペーパーテストは常に高得点でした
なので先生に美容専門学校行く!って言ったときに
「お前の成績なら国公立の大学行けるのにもったいないな〜」
と言われたことがあって
その時は、「え、そうなん!?まぁでも興味ないしいいや」
と適当に流したのですが
仕事でメチャクチャ辛いときにふとそのことを思い出して、
「やっぱ大学行っとけばよかった!!!!」
と後悔したこともありましたww
でもなんやかんやで今も続けてられているのは、死ぬほど辛くて辞めようと思いながらでも、やって行くうちに理美容師の魅力に気づくことができたからです
もちろん、別の道を選んでいたら別の人生もあったはずですが、今となっては考えても仕方ないですし
楽しかろうが辛かろうが、それも自分が選んだ人生です
僕は人生で初めて、自分で考えて選んだ道が「理容師になる」ということでした
そして、7年もの間1つのことを続けられたのも人生で初めてです
どんな仕事でも、嫌なことも辛いことがたくさんありますが、それが続くと誰しも心が疲弊します
心が風邪を引いてるんです
そんな時は弱気になって「辞めたい!」と思ってしまいます
人間である以上、誰にだってあります
そこで本当に辞めて、違う道を進むのもまた人生ですが
もがきながらでも続けて、辛い時期を乗り越えたときに見えるものもあります
そしてそれは乗り越えた人にしか見ることができません
辞めるのは、それを見てからでも遅くないんじゃないでしょうか
これから理美容師を目指す人も、今まさに辞めたいと思っている人も、違う業種の人も
もうちょっとだけ耐えて見ることをオススメします!
根性論っぽいですが別にそうでは無く、実際に僕が経験した中で思ったことです
ちょっと熱くなって長くなってしまったのでこの辺で終わりにしときます
自分語りして恥ずかしいんで最後にこの言葉を置いておきます
ちんこ
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