大阪府堺市北区中百舌鳥町にある完全個室メンズオンリーサロン【EFILL】オーナーの
なかもずで一番丁寧なスタイリストの松田裕紀です。
ご予約はHOTPEPPER Beauty
又はLINE@からできます!
たまにあるお問い合わせで
「カラーとパーマを同時にできますか?」
というものがあります
カラーやパーマ、または縮毛矯正などの薬剤を使った技術は基本的に時間がかかります
なので何日にも分けてするのではなくて、できれば1日で済ませてしまいたい!
そうお考えの方もたくさんいらっしゃると思います
しかし、実際お店にお問い合わせをされたことのある方ならわかると思いますが、だいたいの場合が断られます
どこのお店に電話しても断られてしまい、「なんなん!!ムカつく!!」と思った方もいらっしゃるでしょう
正直に言うと、100%同時施術ができないと言うわけではありません
髪の現状、希望のスタイルや色などによっては、限りなく少ないですができる場合もあります
実際に同時施術している理美容師さんやお店もたくさんあります
理美容師側からしても、お客様にどうしても!と言われるとなかなか断りにくいというのもあります(笑)
ただ、できないわけではないからとは言え、オススメは絶対にできません
理美容師からしても極力避けたいものなんです
今回はその理由を、分かりやすいようシンプルに説明したいと思います
ややこしい科学のお話はちょっとだけにします
薬剤を使用した後は髪の状態が不安定
髪が一番安定している状態はpHが弱酸性の時ですが
カラーやパーマ、どちらにしても1度髪をアルカリ性に傾いた状態にします
パーマの場合は2液で酸性に戻しますが、完全には戻りません
カラーの場合は1回しか薬液処理をしません
つまり、カラーやパーマをした後は髪の状態が不安定ということです
その不安定な状態は、日にちが経つにつれて徐々に元の安定した状態に戻っていきます
ではその不安定な状態の髪に再び別の薬をつけるとどうなるのかというと
・カラーの急激な色落ち
・パーマがダレたり取れる
・強いダメージを受ける
・最悪の場合チリチリになる
などなど、デメリットだらけです
中には長年の経験と熟練の勘や、特殊な薬剤を使ったりしているから「同時施術なんて余裕です!」なんて言う理美容師さんも数少ないですがいらっしゃいます
でもそれはかなり極端な例外であるし、それでも別日にした場合と比べたらダメージやスタイルの持続性などは必ず違ってくると思います
なので基本的に同時施術は「NO!」と言う理美容師さんが殆どなんですね
どのくらいの期間を空ければいいのか
もしカラーやパーマを両方したい場合は日にちを開けるのがベストということがお分かりいただけたと思いますが、じゃあ実際どのくらい空ければいいのか?
理想で言うと最低1週間は空けたほうが、相互作用(影響)は気にならないレベルまで下がるかと思います
そしてもし両方する場合の順番は、色落ちやダメージなど様々なことを考慮した上で
パーマ(縮毛強制など含む)→カラー
の順番が好ましいです
ブリーチの場合は別
期間を空ければ空けるほど危険性は下がりますが、ブリーチをする、または既ブリーチ毛の場合は別です
ブリーチの場合は、通常のカラーと比べて極端にダメージが大きいです
そして一度ダメージを受けた髪は元には戻りません
ダブルカラーなどでブリーチを使用したハイダメージの髪にパーマ液を付けると高確率でチリチリになります
最悪の場合は溶けて千切れたりすることもあります
(ただ、そこまでになるのは理美容師のダメージの見極めなどの判断ミスが大きい)
綺麗にパーマが当たった場合でも、残留アルカリや日々のケアなどで徐々にダメージが進行し、ゴワツキなどからスタイリングが難しくなる可能性が高いです
そして度重なる薬剤施術のダメージにより、今後のスタイルやカラーチェンジに大きく影響し、できるスタイルやカラーが限られてきます
なのでブリーチをした、または今後ブリーチをする場合は基本的にパーマはしないほうがいいと言えます
理美容師に相談しましょう!
カラーやパーマなどの技術は、カッコよく・綺麗にするための素晴らしい技術です
しかし、施術履歴や髪の状態によってはできるできないが大きく変わってきます
特にセルフカラーをしている場合や、初めて行く理美容室で今までの施術履歴が不明確な場合は注意が必要です
理想の髪型を叶えるためにも、一度プロの理美容師にご相談しましょう!
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